奥の伝統行事
シヌグ
奥の伝統行事で特色あるものとして、「シヌグ折目」と「ウンザミ」がある。両方とも、旧盆後亥の日から始まり、隔年ごとに行われる。シヌグは3日間で、1日目は「シバ折り」。男たちが東側と西側の山に分かれてシバの木の枝を担いできて、集落の入り口で合流し「フーエーサーレー、ヘーヘーサーレー」と唱えながら集落の中の3ヶ所を7回まわって浜まで行き、木の枝や冠を海に流してムラの邪気を祓い、豊作と豊漁を祈る。
3日目の午後、「ピーンクィクィ」がある。若者たちがシヌグモーでムラの最長老を大きな樽に乗せて担ぎ、ムラの男衆が一緒になって「ピーンクィクィ エイヤーサー」と掛け声をかけながらアサギマーまで練り歩き、女たちに迎えられて男女が合流して長寿と豊作を祈る。
3日間、夕方は男女がアサギマーに集まって、男性は女性の踊るウシデークを酒宴を交わしながら観覧し、夜まで楽しく過ごす。
ウンザミ
ウンザミは2日間で、以前は猪狩り、魚捕り、舟起し等の模擬儀礼があった。現在は、神女が拝所で豊作・豊漁を祈願し、2日間シヌグと同じく男女がアサギマーに集まってウシデークをするだけで形骸化している。
復興記念日
敗戦後、ムラの人が避難収容先から集落へ帰ってきた10月5日を、戦後のムラ復興の記念日として盛大な祝賀行事が行われる。